キャバ嬢として働き始めると皆が必ず経験するヘルプ席。
ヘルプ席とは、指名のお客様が被っているキャストさんが片方の席を離れている間、つなぎとして接客する席のことです。
他に指名の子がいるお客様なので自分には興味を持ってもらいにくいし、自分の成績にはつながらないので「嫌いじゃない」くらいの人はいても、「ヘルプ席が大好き!」という人はあまりいないでしょう。
お客様が来店して最初に着くヘルプスタートはがっかりされるし、会話でそのお客様の地雷を踏んだら指名のキャストさんにも迷惑をかけてしまいます。精神的なプレッシャーもあり、ただ時間が過ぎるのを待つだけになってしまうキャバ嬢も少なくありません。
でもキャバクラで働いていく上でとても大事で、頑張っていればちゃんとメリットもあるお仕事で、売れっ子キャバ嬢になるための重要なステップアップの場でもあります。
ここでは、ヘルプ席を頑張るべき理由とその際の注意点を詳しく解説していきます。
ヘルプ席を頑張る5つのメリット

お連れ様から指名を貰える
ヘルプに着いたお客様がいつも一人とは限りません。
複数名で来店された時にお連れ様に紹介して貰えたり気に入られたりして、本指名のお客様を獲得できる可能性があります。
メインのお客様は別のキャストを指名していても、お連れ様はフリーの状態であることも多いのです。
👨「さっき〇〇さんのヘルプについてた子、僕が指名したいな」
となることもあるので、ヘルプ席だからといって気を抜かず、お連れ様にも丁寧で楽しい接客を心がけることで、新規のお客様を掴むチャンスに変わります。
お客様を引き継ぐことができる
これはかなり大きいです。
キャストさんの勤続期間は短いと3か月、長いと10年くらい在籍する子もいますが、平均1年くらいです。
ヘルプをちゃんとやっていると、辞めたキャストさんからお客様を引き継げることが多々あります。しかもお店に通って頂けることが分かっているお客様です。
私がいたキャバクラでも、最初はあまり指名を取れなかったキャストさんが、長く続けてヘルプの仕事もきっちりやり続けた結果No.1にまでなったこともあります。
接客力が付く
ヘルプの席は他のキャストさんのお客様なので失礼が無いように会話やテーブル整理にも気を遣います。
しかも「他に喋りたい子がいる」というかなりアウェイな状態でスタートするので、ヘルプでお客様を楽しませることができるようになるということは、フリーの席や本指名の席ではもっと楽しませることができる力がついています。
お客様の機嫌を損ねないための「空気を読む力」や、どんな話題にも合わせられる「トークの引き出し」、そして主役である指名キャストを立てる「サポート力」など、キャバ嬢として必要なスキルはすヘルプ席でも磨かれます。
自分のヘルプに着いてもらえる
自分が指名を取れるようになった時、指名が被ると自分のお客様にもヘルプ着いてくれるキャストさんが必要になります。
そんな時、お互い様の気持ちでヘルプに着いて貰えるかどうか、自分のことをフォローしてくれるかどうかはそれまでのヘルプをきちんとやっていたかに影響されます。
水商売はチームプレーの側面も強く、キャスト同士の協力関係が売上に直結します。
👩「あの子はいつも私の席でヘルプについて頑張ってくれるから、私もあの子のお客様をしっかり楽しませよう」
と思ってもらえるような、信頼関係を築くための仕事でもあるのです。
友情指名がもらえる
たまに「ヘルプには君について欲しい」と場内指名してくれるお客様がいます。キャストさんが「○○ちゃんも一緒に着いていい?」と言ってくれるパターンもあります。
場内指名なので売上には関係ありませんが、ポイントは付くお店が多いのでお給料や成績にも多少影響します。
ヘルプ席での会話のコツ
基本的には普通の接客同様「聴く」ことが大事ですが、とっかかりとしてはそのお客様が指名しているキャストさんの話題で入ると良いです。
そしてその子のことを褒めます。自分の指名している子を褒められて嫌な気がするお客様は少ないです。
例えば「○○さん(指名キャスト)、いつも優しくて私の憧れなんです」「お客様のこと、いつも素敵だって話してますよ」など、指名キャストの好感度がさらに上がるようなパスを出せると完璧です。
お客様も気分が良くなり、場が和みやすくなります。
ただし、営業成績やプライベートの話をしてしまうのはNGです。
ヘルプ席でのNG集(注意点)

基本的に人のお客様を無理やり取ろうとしない、営業の妨げになるようなことをしない、お行儀良くする、ということです。
あくまで「ヘルプは良きサポート役である」という立ち位置を忘れないようにしましょう。
連絡先の交換
お客様から電話番号を聞かれることもありますが、「お店のルールなので…」と、丁重にお断りしましょう。
自分にそのつもりが無くても「あの子私のお客様取ろうとしている」と思われたら仕事もやりづらくなります。
接近接客
ヘルプ席での近すぎる接客はお客様にも指名のキャストさんにも誤解を与えます。
お店によってはヘルプは対面に座ることもあります。
過度なボディタッチや、顔を近づけすぎるような接客は「色恋営業で奪おうとしている」と見なされる危険があるので、少し距離感をとって、お酒作りや灰皿交換などのテーブルマナーに徹することが大切です。
ドリンク交渉
自分からドリンクをねだるのはNGです。
「ヘルプなんで、〇〇さんすぐ戻ってくると思いますし…」と、一度は遠慮して、それでも勧めてくださるようでしたらありがたくいただきましょう。
お店の給料システムによっては、売上ではなく指名本数とボトルバックで給料が決まるキャストさんもいます。
ですのでキープボトルがある場合は、「では、このお酒を一緒にいただいていいですか?」とボトルを空けるのに協力するのもアリです。
指名キャストの営業成績やプライベートを話す
指名ランキングや自宅の場所などを話されると、指名されているキャストさんはとても営業がやりにくくなります。
「○○ちゃん、今月ナンバーワンなんですよ」
「昼間は○○の仕事してるみたいです」
「彼氏がいる」
などの情報は絶対に話してはいけません。
指名されているキャストさんがお客様に対して伝えている設定を壊してしまう恐れがあるため、お客様から質問されても「どうなんでしょう?直接聞いてみてください!」と笑顔で逃げるのが正解です。
タバコを吸う
ヘルプの席でのタバコは禁止しているお店が多いです。
基本的にタバコを吸えるのは自分が指名を貰っている席だけだと考えておきましょう。
まとめ:ヘルプ席をどう過ごすか
ヘルプ席は自分の直接的な成績にはならないため、どうしてもモチベーションが上がりにくいお仕事かもしれません。
しかし、接客スキルの向上、キャスト同士の信頼関係の構築、そして未来のお客様獲得など、売れっ子キャバ嬢になるための重要な要素が詰まっています。
NG行動を避けてマナーをしっかりと守り、指名キャストのサポート役に徹することで、お客様からの評価はもちろん、お店からの評価も必ず上がります。
目の前のヘルプ席を単なる「つなぎの時間」として過ごすか、「自分を成長させるチャンス」として取り組むかで、数ヶ月後の指名本数や売上は大きく変わってきます。
ぜひ前向きに取り組んでみてください。
接客力を高めて指名を取るためのマニュアルはこちら。
