キャバクラのお仕事に興味を持ったとき、気になるのが「お給料の仕組み」ではないでしょうか?
求人情報を見ても、専門用語が多くて分かりにくいと感じる方も多いかもしれません。
キャバクラ嬢の給料システムは、金額こそ地域やお店の規模によってかなり差がありますが、実は基本的な構成要素はほとんど同じ、大きく分けると4つのパターンに分類されます。
この記事では、キャバクラの給料システムの基本4パターンに加え、インセンティブ(歩合)の種類や、お給料から引かれるものについて詳しく解説します。
給料システムの基本パターン
キャバクラの給料システムは、大まかに「時給スライド式」「売上バック式」「指名バック式」「固定時給式」の4パターンに分類できます。
さらに「固定時給+売上や指名バック」など、これらの組み合わせでお店ごとに色々な給料システムが存在します。
自分に合った働き方を見つけるためにも、まずは基本パターンを理解しましょう。

時給スライド式
指名本数、ポイント、売上などが一定の水準を超えるごとに、階段を上がるように時給が上がっていく(スライドする)システムです。
頑張れば頑張るほど基本の時給自体がアップするため、長時間働いた場合はその労働時間すべてに反映されます。
【本指名本数スライドの例】
~10本:2,000円
~30本:2,500円
~50本:3,000円
~70本:3,500円
売上バック式
その名の通り、自分が上げた売上の何%かをバック(歩合)としてもらうシステムです。
「固定時給+売上バック」の組み合わせが一般的ですが、繁華街の有名店などで働く力のあるキャストさんの場合、固定給無しのフルコミッション(完全歩合制)で、売上の50%をもらっているような人もいます。
売上の計算は、総売上から消費税とサービスを抜いた「小計」でされることが多いです。
自分の実力がダイレクトに収入に直結するシビアかつ夢のあるシステムです。
【売上バックの例】
月間売上200万円 × バック率40% = 80万円
指名バック式
「指名1本につき○○円」という形で支給されるシステムです。
このシステムが単体で使われることは少なく、基本的にはスライド時給や固定時給と合わせて使われることが一般的です。
指名数が増えれば増えるほど、時給にプラスして手当てが増えていく感覚になります。
【指名バック式の例】
本指名1本につき1,000円
固定時給式
どれだけ成績を上げても、逆に成績が悪くても時給が変動しないシステムです。
入店して間もないキャストさんに、指名実績が付くまでの猶予期間として「保証時給」を固定にする場合と、当月の成績によって「翌月の時給」が固定で決定される場合があります。
支給率(当月の給料÷指名売上)で翌月の時給が決まるパターンも多いです。
未経験者にとっては収入の予測が立てやすく、安心して働けるメリットがあります。
【固定時給式の例】
保証時給:入店後2か月間は3,500円に固定
時給変動:支給率70%以上は時給が200円ダウン
インセンティブ(歩合)の対象となるもの

キャバクラ嬢のお給料は基本的に「自分で稼ぐもの」です。
お店の考え方や価値観によって様々なインセンティブが用意されており、これらをうまく獲得することが高収入への近道となります。
基本的なインセンティブ対象は以下の通りです。
指名
指名には、お客様が最初からお目当てのキャストさんを指名して来店する「本指名」と、フリーのお客様が席で気に入ったキャストさんを指名する「場内指名」があります。
特に「本指名」はお店の売上にも直結するため、お給料にも大きな影響を与えます。
同伴
出勤前にお客様と食事などに行き、そのまま一緒にお店へ出勤してくることを「同伴」と呼びます。
キャストさんがお店に出勤して稼働し始めると同時にお客様が付くため、早い時間帯の集客に大きく貢献します。
そのため、多くのキャバクラで高めのインセンティブが設定されています。
ボトル
お客様がキープボトルやシャンパン、高級ワインなどを注文された場合に発生するインセンティブです。
指名で着いている席でボトルが入った場合は、その席の担当キャストさんにバックが入る仕組みになっており、高額なボトルであればあるほどお給料も跳ね上がります。
ドリンク
お客様の席に付いた際、「君も一杯どう?」とドリンクをごちそうになることがあります。
この時、1杯につき100円~500円程度のドリンクバックを設定しているお店も多くあり、お酒が飲めるキャストさんにとっては、チリツモで稼げる大切な収入源です。
出勤
キャバクラはキャストさんがいないとサービスが成り立ちません。
そのため、「月に○日以上の出勤」といった条件を満たすことで、出勤日数そのものに対して皆勤賞のような形でインセンティブを付けているお店もあります。
友人紹介
キャストさんが自分の友達をお店に紹介し、入店させることです。
お店側からすると、スカウト会社に依頼したり求人媒体に広告を掲載したりするにはかなりの費用がかかります。
そのため、お店は積極的にキャストさんの個人的なネットワークから女の子を紹介してもらおうとしており、紹介者には高額なボーナスが支払われることがよくあります。
給料から引かれる対象となるもの

ナイトワークの世界では、見た目の時給や待遇の良さだけでなく、「最終的にいくら手元に残るのか」という実額を計算することが非常に重要です。
税金の他に、仕事に必要な経費や独自のペナルティなど、何かと引かれる項目が多い点には注意が必要です。
税金
源泉徴収として、総支給額の10%(+復興特別所得税0.21%)が引かれます。
しっかり確定申告を行えば、払い過ぎた税金は後から戻ってきま所得を申告した分、翌年の住民税や国民健康保険料は高くなることには留意しておきましょう。
※注意点として、源泉徴収の名目で給与の総額から15%~20%を引くお店が一部に存在します。
しかし、源泉徴収で実際にお店が税務署に納付するのは10.21%であり、それ以上引かれている場合は事実上お店の収入にされている可能性があるため、給与明細はしっかり確認しましょう。
ヘアメイク代
キャバクラでは、出勤前に髪を綺麗にセットするのが基本です。
お店で専属のヘアメイクさんにセットしてもらう場合と、お店が提携している外部のセットサロンに行く場合がありますが、いずれにしても1回あたり数百円~千円程度の金額をキャストさんが負担するシステムになっていることが一般的です。
送り代
働くキャストさんは営業終了後にお店の用意したドライバーさんに自宅まで車で送ってもらいます。
その際の「送り代」として、自宅までの距離に応じて500円~、高いお店で遠方だと3,000円ほど徴収しているお店もあります。
深夜に自分でタクシーを拾って帰るよりは確実に安いですが、毎日の出費となると意外と大きな金額になります。
貸ドレス代
出勤時に着用するドレスをレンタルする場合の費用です。
貸しドレスを無料としているお店も多いですが、中にはクリーニング代などの名目で1日数百円程度が引かれるお店もあります。
長く働くなら、自前のドレスを購入した方が安く済むケースも多いです。
厚生費
ヘアメイク代、送り代、ドレス代などのこまごました費用を個別に計算せず、ひっくるめて「厚生費」という名目で定額徴収しているお店もあります。
罰金
キャバクラ特有のルールとして、無断欠勤、遅刻、あるいは売上や指名のノルマ未達成に対して「罰金(ペナルティ)」を取るお店があります。
ただし、法律上「ノルマに対する罰金」は労働基準法違反にあたります。また、遅刻や欠勤に対する罰金も、労働基準法における「減給の制裁」に該当するため、本来は引ける金額に厳しい制限があります。あまりにも理不尽な罰金を引かれる場合は注意が必要です。
日払い
これは税金や経費のように給料から「控除」されて無くなるわけではありませんが、日払いはあくまで「給与の前借り」です。
そのため、月に1度や2度の本来の給料日には、すでに日払いで受け取った分の金額が差し引かれて支給されることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。キャバクラ嬢の給料システムはお店によって千差万別に見えますが、基本的には「時給スライド式」「売上バック式」「指名バック式」「固定時給式」の4パターンのいずれか、またはその組み合わせで成り立っています。
また、基本給にプラスされる「指名」「同伴」「ドリンク」などのインセンティブ(歩合)で大きく稼げるチャンスがある一方で、「税金」「ヘアメイク代」「送り代」などの引かれものも存在します。
手取り額を最大化するためには、求人情報の高い時給だけを見るのではなく、「どんなバックシステムなのか」「引かれる経費はいくらなのか」をしっかり把握することが大切です。
自分の接客スタイルや目標収入、出勤ペースに最も合った給料システムのお店を見つけて、賢くしっかり稼いでいきましょう。
成績を上げるためのノウハウをマニュアルにしました。
個人で購入するには少し高額なので、ぜひお店の店長さんにお願いして購入してもらってください。
